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コロナ禍でも堅調な建設業の採用 中小の建設業が採用に成功するためのポイント

人手不足が続く建設業では、東京オリンピック需要が一段落した後も採用活動が堅調です。ただし知名度が低い中小の建設業は採用に苦労しています。Withコロナの採用活動が前提となった今、コロナ禍において中小の建設業が採用に成功するにはどうしたら良いでしょうか。この記事では、コロナ禍で中小の建設業が採用に成功するためのポイントを解説します。

コロナ禍でも建設業の採用活動が堅調な理由

新型コロナウイルス感染拡大によって業績が落ち込み、採用活動を縮小する業界があります。一方で建設業のように、採用活動が堅調な業界もあります。コロナ禍でも建設業の採用活動が堅調な理由を確認していきましょう。

オリンピックが終わっても需要がある

建設業では東京オリンピック関連工事があり、多くの需要がありました。オリンピックが需要のピークと言って良いでしょう。しかし、オリンピックが終わっても、建設業では引き続き工事の需要があります。

社会インフラや建造物の維持・修繕の工事は続いていきます。日本は人口減と言われる中、人が住む家、働くオフィスがあることで建設業の需要が尽きません。そのため建設業では、オリンピック需要が収束してもなお、採用活動が堅調なのですね。

年齢構成がいびつである

2008年のリーマンショックや2011年の東日本大震災において、多くの業界で人員を採用せず人件費削減に取り組みました。そのため多くの業界では30~40代の年齢構成がいびつとなっています。建設業でも事情は同じで、経済危機が起こった際に採用活動を抑制したため、30~40代の働き手が少ない状況です。

そして現在のコロナ禍です。今回もリーマンショックや東日本大震災のように、採用活動を抑制したらどうなるでしょうか。いびつな年齢構成を助長することになりかねませんよね。ですからコロナ禍において、建設業では同じ轍を踏まないように採用活動を継続しているのです。

コロナ禍で中小の建設業が採用に成功するためのポイント

コロナ禍においても採用活動が堅調な建設業。ただし、「人材が欲しい」と思っても全ての会社で採用予定人数を満たせるわけではありません。特に中小の建設業は、大手に比べると採用活動に苦労します。コロナ禍で中小の建設業が採用に成功するには、ポイントを押さえて採用活動を実行する必要があります。

オンライン面接に対応する

コロナ禍においてはオンライン面接の導入が欠かせません。もし「オンライン面接をやらない」という採用方針なら、求職者は他社に流れてしまうでしょう。大手は「オンライン面接をやるのは当然」というスタンス。ですから、「オンライン面接をやるかやらないか」については、志望企業を求職者が決めるときの基準になっていると考えましょう。

求職者は企業のことをよく知りません。そのため、「オンライン面接をやらない」ことは、「コロナ禍にあって従業員を大切にしてくれない会社である」という誤ったメッセージを求職者に伝えることになりかねません。

全ての選考フローをオンライン面接にする必要はありません。例えば面接が3回行われるなら、一次面接のみオンライン面接で、二次面接以降は対面でも構いません。オンライン面接は選考のどこかに組み入れ、コロナ禍でも従業員を大切にする会社であることを訴求していきましょう。

オンライン面接では求職者とのコミュニケーションを密にする

コロナ禍においてはオンライン面接が必須です。最終面接以外の全てをオンライン面接にする会社もあるでしょう。オンライン面接の導入で気をつけたいのは、求職者選びの難しさです。対面なら面接に慣れている面接官も、オンライン面接だと不慣れになり、求職者の強み・課題、成功体験などを把握できていないことがあります。

そこで、オンライン面接では、面接官は求職者とのコミュニケーションを密にしましょう。コミュニケーションを密にするには、以下の2つのやり方があります。

  • 1.求職者の成功体験を掘り下げる
  • 2.面接官を交代制にする

求職者の成功体験を掘り下げる

求職者に「現職での成功体験を教えて下さい」「あなたのアピールポイントを教えて下さい」といったことは、対面の面接でもよく聞く観点です。オンライン面接では、求職者の成功体験を掘り下げて聞くようにして下さい。

なぜ掘り下げるのかというと、求職者の成功体験が「自社でも通用するか」「求職者自身がどれだけ貢献したのか」を把握するためです。そこで求職者が具体的なエピソードを元に、明確に回答することができれば、求職者の成功体験は本物だと認めることができます。また、入社後も成功体験を元に活躍する可能性も見えてきます。

面接官を交代制にする

オンライン面接では、面接官を交代制にすることも欠かせないポイントです。対面の面接だと複数の面接官が様々なタイミングで求職者に質問できますよね。そのやり方をオンライン面接でも踏襲するとうまくいきません。

なぜなら、オンライン面接は求職者のインターネット環境に依存するので、対面ほどスムーズに面接を行えないからです。例えば「面接官Aが話した後に、Bが言葉を引き継いで質問する」そして「次はAが質問し直す」といったことをすると、求職者がうまく聞き取れないことがあります。

ですから、オンライン面接では面接官を交代制にして、「志望動機から仕事内容までの質問は面接官A」「現職の成功体験、入社後やりたいことまでの質問は面接官B」などのようにしっかり切り分けることが大切。スムーズにオンライン面接を進めることを要点に、オンライン面接を計画していきましょう。

ホームページを活用する

中小の建設業が採用に成功するには、長期的にはホームページの活用も検討します。短期的にはオンライン面接の導入、コミュニケーションの取り方によって採用活動はうまくいきます。しかし今後も中小の建設業が採用に成功し続けるには長期的な視野を持つ必要があり、その成功のポイントにホームページ活用があるのです。

そもそも、中小の建設業においては「ホームページはあるけれど更新していない」「そもそもホームページを持っていない」ことがあります。しかし、求職者は企業のことをよく知りません。特に中小の建設業は大手企業に比べて知名度が低いので、求職者は情報を得るためにホームページを見るのです。

そこで「ホームページはあるけれど更新していない」「そもそもホームページを持っていない」状態だとどうでしょうか?「求人票では魅力的に見えたけど、大丈夫かな?」と求職者が思ってしまうのですね。ですから、中小の建設業が採用に成功し続けるにはホームページの活用が必要なのです。

しっかりと更新し、工事の施工事例があれば写真つきで載せます。また、採用ページを独立して掲載し、自社で働く魅力を求職者に訴求していきましょう。日々の採用活動と並行してホームページの活用の準備を始めていくと良いですね。その際、更新が楽で、魅力的なホームページを手軽に作れるクラウドサービスを検討に入れて頂くと、人的リソースが足りない中小企業でもホームページを活用できるようになります。

まとめ

中小の建設業は大手企業に比べて採用に苦労しますので、コロナ禍でも採用がうまくいくポイントを紹介しました。オンライン面接の導入、面接官のコミュニケーションの取り方、ホームページの活用について参考にして頂き、ぜひ長期的な視野で採用を成功に導いていきましょう。

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