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現場監督の仕事内容とは?4大管理と1日のスケジュールも紹介

2021.3.1

建設や土木の工事現場を管理する現場監督という仕事。求人でも現場監督を見かけることがありますが、具体的にどんな仕事をしているのでしょうか?また、現場監督は忙しいと言われますが、仕事量はどれくらいでしょうか?この記事では、現場監督の詳細な仕事内容、仕事量、1日のスケジュールなどについて解説します。

現場監督とは?

現場監督とは、建築・土木・電気工事現場において、工程・予算通りに工事が進むよう指揮・管理する管理者のことです。工事現場で仕事をしますが、現場監督はあくまでも指揮・管理が仕事なので、手を動かす作業は行いません。現場監督の名称は、企業によっては施工管理者と呼ばれることがあります。

現場監督の仕事内容

現場監督の仕事内容について説明します。現場監督の仕事内容をおおまかに分けると、工程管理・安全管理・品質管理・原価管理です。これらは現場監督の仕事において4大管理と呼ぶほど重要なものです。なお企業規模によっては、4大管理を分業している場合もあります。

工程管理

工程管理は、工事がスケジュール通りに進むよう管理することです。具体的には、作業工程表に工期を計画し、全体の工期、月間工程、週間工程をまとめていく仕事です。なお、作業工程表を計画する際は、費用・品質・安全についても配慮する必要があります。

作業工程表を元に日々の工程が計画通りに進んでいるかを確認します。事前に遅延が分かれば早めに対策を打てますし、作業が滞っていれば修正を行うことができます。作業工程表通りに作業が進まないとき、現場監督は人員のローテーション、作業の順番替えなどを通じて工程を管理していきます。

安全管理

現場監督は、作業者が安全に仕事を行うことに責任を持っています。安全管理は、工事に関わる全ての人が安全に仕事を行えるよう環境を整備することです。工事現場は危険がつきもの。現場に危険な場所はないか、作業中に安全に職務を遂行できるかといった観点で現場の環境をチェックします。もし危険な場所が見つかれば調整し、安全に作業できる環境を整備するのです。

安全管理には、作業者を巻き込んだ安全活動もあります。危険予知活動、5S活動、ヒヤリハット活動を遂行することで、作業者の安全意識を向上させるのです。つまり、現場の安全確保と人員の安全意識の向上が安全管理が目指す環境づくりです。

品質管理

品質管理は、設計図・仕様書通りに工事の品質が担保されているかを管理することです。例えば決められた材質の材料を使っているか、数は正しいか、強度は問題ないかをチェックします。評価対象ごとの試験方法で管理し、工事の品質を保っていくのです。工事の節目で品質を確認することで品質管理を積み重ね、工事の完了を目指します。

原価管理

原価管理は、計画した予算と実際の工事でかかった原価を管理することです。作業工程表通りに工事が進捗していけば、通常は予算内に原価が収まります。しかし現場では、天候不順、人手不足、材料不足など、突発的なハプニングが起こることもあります。ハプニングが起こると人件費・材料費が多くかかりますし、工期が長くかかれば原価が予算をはみ出してしまうこともあるでしょう。

予算よりも原価がかかるほどに利益を圧迫します。ハプニングを予測して予算を立て、予算と原価にギャップが生じたときは軌道修正し確実に利益を確保するようにします。

現場監督の仕事量

現場監督の仕事は残業が多くなりがちです。というのも、1日の工事が終わった後に、現場監督は工程の確認や翌日の作業準備、あるいは作業報告書の作成などを行うからです。作業工程表通りに工事が進んでいないときは、どのように軌道修正するか、実効策を考えます。

ですから工事が17時に終わるとすると、現場監督は1日に2~3時間くらいの残業があるでしょう。工事は土曜日も行われますから、現場監督は土曜出勤もあります。人員に余裕がある企業では土曜日が交代制になることもありますが、それでも平日の残業はあるため現場監督の仕事量は多いと言えます。

現場監督の1日のスケジュール

現場監督の1日のスケジュールを見ていきます。9時から工事が始まる場合、1時間前には現場に入ります。作業者が出勤する前には現場に赴き、1日の作業日程を確認するわけです。作業者が出勤してきたら朝礼を行い、作業日程を全員で共有します。その後、9時から12時の昼休憩まで午前中の作業を実施します。

作業中、現場監督は工事現場内を巡回します。巡回中に作業者に指示し、質問があれば回答します。また、工事現場に必要な写真を撮影していきます。巡回中に問題があれば解決します。現場には「所長」と呼ばれる責任者がいますので、不明な点は所長に確認し解決します。

昼休憩後は、作業者は作業を開始、現場監督は巡回を進めます。17時に工事を終えると、現場監督は事務所に行って作業報告書を作成、翌日の準備などを行います。残業を終え、19~20時に帰宅します。

日中の現場巡回では、現場監督は作業者とコミュニケーションを取る機会が多くなります。また、突発的なハプニングが起こったときは柔軟に対応する力量も求められます。

まとめ

現場監督の仕事には、工程管理・安全管理・品質管理・原価管理という4つの管理があることが分かりました。現場監督は工程・予算通りに工事が進むよう指揮・管理するため、安全・品質を確保しつつ、全体・1週間・月間ごとの工程の進捗を確認します。また、工事を通じて利益が出るように、予算と原価のギャップを確認して利益を確保します。

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