人事に役立つ
WorkPod 採用コラム

マインドフルネスとは?やり方・効果を解説

2020.12.8

過去や未来、そして日々の忙しさによって人間は自分を見つめ直す機会を失っています。マインドフルネスを実践すれば、今この瞬間に集中している心の状態と向き合うことが可能。マインドフルネスのやり方や効果を紹介します。

マインドフルネスとは?

マインドフルネスは、今この瞬間に集中している心の状態を意味する言葉です。マインドフルネスはGoogleやFacebookが研修に取り入れたことで注目されましたが、元々は臨床心理学の分野で研究されていたものでした。マサチューセッツ大学のジョン・カバット・ジン氏が考案した「マインドフルネスストレス低減法」がマインドフルネスの起源となっています。

マインドフルネスの具体例として挙げられるのが瞑想です。といっても難しいものではなく、マインドフルネスは誰でも取り組めます。自分に対して評価や判断を向けずにそのまま受け止め、様々な情報から自分を遠ざけ、現状の自分と向き合おうとするものです。

人間はどうしても過去や未来に心を捉われがちです。しかし過去や未来にこだわり過ぎると現状の自分を見失ってしまいます。マインドフルネスを通じて今この瞬間に集中している心の状態と向き合う必要があります。

マインドフルネスのやり方

今この瞬間に集中している心の状態を意味するマインドフルネス。マインドフルネスを実践するにはどうしたら良いでしょうか。マインドフルネスのやり方を確認します。

姿勢の仕方

マインドフルネスでは、リラックスした姿勢で行います。座った方がリラックスできるので、座って取り組むと良いでしょう。イスには肩の力を抜いて座って下さい。そして目を閉じて身体の感覚に意識を集中して下さい。身体の感覚に意識を集中すると、手足や腰、お尻などがイスや机などに触れている感覚が分かると思います。

マインドフルネスに慣れてくると、立った姿勢でもやることができます。リラックスしないとマインドフルネスはできません。立った姿勢で行うときは、腰の後ろで手を組んで足を肩幅くらいまで広げて、リラックスした状態を作って下さい。

呼吸の仕方

マインドフルネスでは、リラックスした状態を作るために呼吸が大切となります。姿勢でリラックスした状態を作った後、呼吸法に移ります。マインドフルネスの呼吸法とは、自身の呼吸に意識を集中することです。特別な呼吸をするのではなく、普段の呼吸するように自然に息を吐き、吸って下さい。呼吸に集中しないと、「今この瞬間に集中している心の状態」と向き合うことはできません。何度か練習して呼吸に意識を集中して下さい。

マインドフルネスの効果

マインドフルネスを行うとどんな効果があるでしょうか。3つのポイントを確認します。

ストレスを解消できる

「今この瞬間に集中している心の状態」と向き合えると、余計な情報が入ってきません。例えば「過去に先輩から嫌なことをいわれた」「将来の自分のキャリアはどうなるのか」といった不安に苛まれることがありますよね。しかし、マインドフルネスを通じて現状の自分と対面できれば不安を取り除けるので、ストレスが解消されていくのです。

集中力・記憶力・創造力が高まる

マインドフルネスを行うと、集中力・記憶力・創造力が高まります。呼吸に意識を集中しようとしても、雑念が湧いてくるとうまくできませんよね。しかし練習を重ねてうまく呼吸に意識を集中できるようになると、「集中するとはこういうことか」という実感が得られます。実感が得られれば、仕事でも他の情報に意識をとられることなく集中力を発揮することができるでしょう。

「今この瞬間に集中している心の状態」と向き合っていくと、余計な情報を取り除けるため思考がクリアになります。思考がクリアになれば記憶力が増していきます。人間が記憶できる領域は限られています。自分が覚えたいと思っていることに意識を集中すれば記憶力がアップしていくのです。

マインドフルネスでは創造力を高めることもできます。例えば新しい商品を企画したいと思ったとき、頭の中で情報がぐるぐると動いていたらどうなるでしょうか。商品企画に集中できないですよね。マインドフルネスを経験すれば、商品企画に意識を集中し、企画のアウトプットを出すことができるでしょう。

自分のことが分かる

皆さまは自分のことをどれだけ理解しているでしょうか。「あなたはどんな人ですか」と質問されても、意外と答えに窮してしまうのではないでしょうか。仕事を持っている人は、日々の仕事や長期的なスパンの仕事などに忙殺され、自分を見つめ直す時間を取れないでしょう。

その点、マインドフルネスなら自分と向き合い、「自分とはどんな人?」「仕事で何を実現したい人?」「本当に悩んでいることは何?」などの答えが分かるようになるわけです。

まとめ

毎日、忙しいビジネスパーソンは、現状の自分と向き合うことなく日々を過ごしているのではないでしょうか。姿勢や呼吸法を通じて、「今この瞬間に集中している心の状態」と向き合えるのがマインドフルネスです。マインドフルネスには「集中力・記憶力・創造力が高まる」「自分のことが分かる」などの効果があります。勉強会や講師派遣型のワークショップを体験することもできますので、マインドフルネスに触れてみてはいかがでしょうか。

採用のことなら、採用サイトが簡単に作れるWorkPodをお試しください。

本格的な採用サイトが簡単に作れるWorkPod(ワークポッド)なら、最寄り駅やスキルなどで検索できる「検索機能付きの採用サイト」が、お申込みと同時に手に入ります。さらにいまなら初期費用無料キャンペーン中です。

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます