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WorkPod 採用コラム

大学訪問の必要性と訪問の際に注意すべき点

就業情報サイトや合同会社説明会などを利用しても、なかなか学生が集まらないと悩んでいる採用担当者の方もいるのではないでしょうか。そのような状況のなかで、最近では大学訪問によって就業課やキャリア支援センターとの関係を深めようとする企業が増えています。

採用活動における大学訪問の意味

新卒学生の売り手市場が長引くなかで、就職情報サイトへの掲載や合同会社説明会への出展など従来の採用手法では、なかなかエントリーが集まらない状況となっています。また、これらにかかる採用経費は増大しており、企業の経営を圧迫しています。そこで注目されているのが大学への訪問です。

大学訪問の一番の目的は、求人票の掲示や会社案内の設置をしてもらうことです。そして、学内で開催される合同会社説明会や個別の企業セミナーなどの、参加案内をもらえるような関係を、大学の就職課やキャリア支援センターなど就職の窓口と作ることです。学内での合同会社説明会や企業セミナーは、無料で参加できるため、採用担当者の人件費や交通費の他には採用コストがかからず採用経費を抑えることができます。

大学訪問の進め方

大学訪問するには、どのような大学を選べばよいのでしょうか。また、訪問した際には誰に会う必要があるのでしょうか。大学訪問の進め方を紹介します。

訪問する大学の選び方

大学訪問といっても全国には、国公立と私立を合わせて700校以上の大学があるため、全てを訪問することは現実的ではありません。まず訪問する大学を選びましょう。選び方としては、大学が訪問可能な地域にあることはもちろんですが、過去に採用実績のある大学や就職情報サイトや合同会社説明会などでエントリーが多かった大学を選ぶようにします。

特に、最近採用実績のある大学では、入社した社員がどのように活躍しているのかなどを担当者に伝えることで、入社後のイメージがしやすくなります。OB訪問も歓迎しているなどとアピールするのも効果的です。

担当者へアポイントを取る

訪問する大学によって、会うべき担当者が異なります。一般的には就職課やキャリア支援センターの就職担当者ですが、理系の学生の場合には、さらに就職担当の教授やゼミの教授にもアポイントを取る必要があります。ほとんどの場合には、大学のホームページを見ると就職の担当部署や連絡先が確認できるので、電話で問い合わせて訪問の予定を打ち合わせます。

大学訪問の際に注意すべきポイント

効果的に大学訪問を行うには、訪問するタイミングや訪問する際の事前準備などを確認する必要があります。

大学訪問のタイミング

大学での就職関連のイベントスケジュールを確認しておきましょう。多くの大学では、3年生の秋に就職ガイダンスがはじまり、その後業界研究セミナー、そして3月頃から学内の合同会社説明会が開催されるようです。合同会社説明会への参加を目指す場合、申し込みに間に合うように大学を訪問するスケジュールを立てる必要があります。

大学訪問をする前の準備

大学を訪問するには、事前の準備が大切です。大学を訪問する企業は多く、担当者は忙しいため、1社が会える時間はそれほど長くありません。初めて訪問する大学では、自社のことを紹介する内容になりますが、短時間でも自社の特徴や入社後の教育研修制度などについて理解してもらえるように資料なども準備するようにします。また、訪問する大学についてもしっかりと調べておくと話がスムーズに進みます。

訪問の際に持参するものとしては、求人票と会社案内、採用パンフレットなどに加えて企業名の入ったノベルティなどを持参してもよいでしょう。

大学訪問後のフォロー

訪問後はできるだけ早いタイミングで、話をする時間を作ってくれたことに対するお礼と感謝の気持ちをメールで送りましょう。また、その年の採用活動が終わった時期には、たとえ採用者がいなくても報告をかねて、直接訪問するようにします。こうしたフォローが翌年以降の採用活動につながります。

大学訪問のメリット・デメリット

大学訪問を計画する際には、メリットとデメリットを理解したうえで、自社の事情に合わせた訪問する学校数や頻度を決めるようにしましょう。

大学訪問のメリット

大学訪問は、就職情報サイトへの掲載や就職フェアーなどへの出展など他の採用手法に比べると比較的コストがかかりません。大学との関係が築けると、学内で開催される合同会社説明会や企業セミナーに参加することもできます。また、学生が希望する業界や職種が、自社の求人に該当する場合、紹介してくれる可能性もあります。

大学訪問のデメリット

大学訪問は、一度行けば良いといったものではありません。担当者との関係を作るためには定期的に訪問する必要があります。そのため移動のための時間やコストがかかることがデメリットとなります。また、就職担当の教授から直接学生を紹介された場合、不採用の判断がしづらいといったことも考えられます。

まとめ

少子高齢化による学生数の減少で新卒採用は、売り手市場となり難しい状況が続いています。大学訪問は、他の採用手法と比べるとコストがかからず、ターゲットとなる大学の学生に直接アプローチすることができるため、新卒採用を予定する多くの企業で行われています。ポイントを確認した上で、大学としっかり関係を作りましょう。

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