建設業の事務はきつい?建設会社が事務を採用できる方法を紹介
建設業の事務はきついと言われます。仕事内容は他の業界とそれほど変わらないのですが、業務量が多く、人間関係が大変などの理由できついと思われがちです。建設会社が事務を採用するには、「きつい」というイメージを払拭するための方法を実践することが大切です。この記事では、建設会社が事務を採用するための方法を紹介します。
目次
きついと言われる建設業の事務の仕事とは?
建設業の事務の仕事は、他の業界と大きく変わりません。建設会社では現場が主体。現場がうまく回るためにサポートするのが事務の役割です。建設会社の事務の仕事内容は、大きく分けると次の3つです。
- 経理
- 総務、庶務
- 営業事務
他の業界と同じ仕事でありながら、建設業の事務はきついと言われます。つまり仕事そのものではなく、別の原因できついと言われるのです。建設業の事務がきついと言われる理由を確認しましょう。
建設業の事務がきついと言われる理由
建設業の事務がきついと言われる理由は、以下の3つに絞られます。1つひとつ内容を解説します。
- やることが多い
- 専門性を高められない
- 人間関係がきつい
やることが多い
建設業の事務はやることが多いです。伝票作成や支払い、備品管理、安全衛生業務といった事務処理の他に、電話・メール対応、来客対応が含まれます。さらに営業から書類作成を頼まれることもしばしば。1つひとつの仕事は難しくないのに、やることが多いのです。
特に電話対応や来客対応は、いつ発生するか予測がつかない仕事です。お客様が来店すれば受付やお茶出しが発生しますが、来店の頻度が多ければ多いほど事務処理に時間を割けなくなります。定時で仕事を終わらせようと思ってもうまくいかず、残業が続くことに。結果、「難しい仕事をしていないのに、なぜこんなに忙しいのか」と疲弊することになります。
専門性を高められない
専門性を高められないのも、事務がきついと言われる理由です。建設業の事務はやることが多いため、個々の仕事の難易度は低いです。ですから、建設業の事務の求人には「未経験者歓迎」と書かれていることが多いでしょう。しかし未経験者歓迎とは、裏を返せば、幅広い仕事を担当しながらも、スキルアップに繋がらない仕事が多いということです。
経理に特化して、毎月の支払いだけでなく、決算書の作成や税関係の仕事、さらに税理士との対応業務までできるようになれば、事務としての専門性は高まるでしょう。しかし建設業の事務には、難易度が低い仕事を幅広く担当することが多く、専門性を高めるのは難しいです。専門性を身につけられないと勤務が苦痛になるので、離職を招く原因にもなります。
人間関係がきつい
建設業は男性社会です。建設業で事務に就くのは女性が多いでしょうが、女性と言うだけで下に見られたり、パワハラやセクハラを受けたりすることもあります。建設業は女性が少ないので、女性の権利に理解を得られないこともあるでしょう。そのため、建設業の事務は人間関係がきついと感じられがちです。
建設会社が事務を採用する方法
建設業の事務はきついと言われる理由を見てきました。建設会社は「建設業の事務はきつい」というイメージを払拭しないと、他の業界に求職者を取られてしまいます。どうすれば建設会社が事務を採用できるのか、方法を確認しましょう。
以下の3ステップで事務を採用する方法を紹介します。
- IT化により業務効率化を進める
- 事務にも活躍の場を与える
- 採用サイトで求職者に周知する
IT化により効率化を進める
建設業の事務はやることが多いのできついと言われます。来客や電話対応をなくすことはできないので、事務処理に費やす時間を減らすことで業務効率化に繋げます。まずは業務の洗い出しを行って下さい。洗い出せた後は次の取り組みを実践しましょう。
- 不要な仕事は止める
- 他部署に任せられる仕事を委譲する
- IT化する
IT化は費用がかかります。しかし、建設業の事務はやることが多くて残業しますから、残業代がかかっています。IT化による費用と残業代を比べて、長期的にはIT化の方がコストパフォーマンスが良いことが分かれば、IT化を進めることに躊躇しないでしょう。
なおIT化によって業務効率化になれば、労働生産性の向上にも繋がります。IT化によって空いた時間をコスト削減に活用してもらえば、会社としても利益が出やすい体質を作れます。
事務にも活躍の場を与える
次に建設会社がやることは、事務にも活躍の場を与えることです。そのためには人事評価制度の改定が必要。事務が仕事の専門性を高めるには、仕事の洗い出しをするだけでは足りません。人事評価制度を改め、専門性が高い人材を評価するシステムに変えるのです。
来客対応の専門性を上げるための例を挙げます。来客対応のパフォーマンスを高めるため、まずは既存の対応の問題点を探ります。問題点を解決するにはどういった対応方法が挙げられるかを考えて実践します。すると、来客対応のカタができ上がってきますので、事務の専門性が向上します。
以上のように専門性を高めた人材を、新しい人事評価制度では高く評価します。専門性を評価されると、事務も会社への帰属意識が高まり、もっと会社に貢献したいと思うようになるでしょう。
人事評価制度を改める時は、経営者のメッセージが必要です。「会社を変えていく。そのために人事評価制度を改めるんだ」という意気込みを社員に伝えて下さい。経営者のメッセージがあれば、評価制度は形骸化しませんし、男性社会である建設会社においても事務に対して一目置くようになるでしょう。
採用サイトで求職者に周知する
IT化や人事評価制度の改定を行ったら、建設会社は採用サイトを作って求職者に周知して下さい。採用サイトで情報発信すれば、求職者に良いイメージを持たせることができるからです。例えば次のような好印象を与えられます。
- 業務過多にならず働きやすい職場だ
- やることが決まっていてスキルアップもできそう
- 評価制度がしっかりしているので人間関係が良さそう
採用サイトはホームページから独立したコンテンツなので、求職者に対してダイレクトにメッセージを伝えることができるのですね。
もっとも、「採用サイトを作るのが難しそう」と思うかもしれません。最近はコンテンツに載せたいテキストと写真さえあれば、簡単に採用サイトを作れるクラウドサービスがあります。クラウドサービスを活用すれば、採用サイトに余計な工数をかける必要がないので、建設会社に向いていると言えますね。
まとめ
きついと言われることが多い建設業の事務。「建設業の事務はきつい」というイメージを払拭することが大切です。採用に悩んでいる建設会社は、今回紹介した3つのステップを実践し、事務を採用してみて頂ければと思います。
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