建設会社がホームページを作る目的は受注を獲得することです。見込み客が貴社のホームページを見て「話を聞いてみたいな」と思うことで、受注の機会を得られます。ただし漫然とホームページを作っても受注を獲得するのは難しいです。見込み客を受注に繋げるためにはデザインに工夫を凝らす必要があります。この記事では、建設会社がホームページを作る際のデザインのポイント、デザイン事例について解説します。
目次
数ある建設会社の中で、見込み客を惹きつけるホームページデザインにするには、どうしたら良いでしょうか?ホームページデザインのポイントを確認します。
見込み客が建設会社を探すとき、多くはインターネットで検索します。数ある建設会社の中で見込み客との機会を得るには、検索で上位表示を目指すことが肝要です。いくらデザインに力を入れたところで上位表示できなければ、アクセス数を確保できないからです。アクセス数を確保できないと、見込み客との受注機会を失うことになります。
検索で上位表示を目指すには、特定のキーワードを押さえておきます。押さえるべきキーワードとは、見込み客が検索したいキーワードですね。特に「地域 仕事内容」で上位表示を目指すと、見込み客の検索ニーズに応えることになるでしょう。
例えば「大田区 リフォーム」という検索ニーズに応えるために、ホームページデザインを工夫するのです。単に「リフォームができますよ!」と訴えるデザインでは中途半端です。見込み客は、ある地域でリフォームできる建設会社を探しているからですね。必ず「大田区 リフォーム」のセットで検索する見込み客に訴求できるよう、ホームページを作り込んで下さい。
見込み客に「話を聞いてみたいな」と思われるには、施工実績の掲載は欠かせません。テキストだらけの施工実績ではなく、写真も載せます。プロに撮ってもらう必要はないので、実際の施工写真を載せて、見込み客にイメージを持ってもらうようにしましょう。
建設会社を探すとき、見込み客はスマートフォンで探すことが多いです。見込み客は、スマホを使って眺めるようにホームページを閲覧するので、印象的な写真があると相手を惹きつけることができます。品質管理の観点で施工管理者は施工現場の写真を撮っています。ホームページに使える写真についても、日頃から意識的に撮影しておきましょう。
施工実績については、何を相手に訴求したいのか、アピールポイントを明らかにします。一般的には以下の項目を網羅した施工実績を作り込んで下さい。
見込み客に注目され、受注に繋げるために必要なホームページデザイン事例を紹介します。
注文住宅やリフォーム工事など、顧客の希望を聞きながら施工するタイプの工事では、「施工実績をテーマ別に紹介する」デザインを使うと受注に繋がりやすくなります。例えば注文住宅なら「海がよく見えるリビングで家族団らん」「ご夫婦の思いが詰まった次世代住宅」などのキャッチコピーを使って、テーマ別に紹介するのです。キャッチコピーと共に素敵な写真があれば、見込み客に具体的なイメージを持ってもらうことができるでしょう。
注文住宅やリフォームはいくらでも高い金額に設定できるので、見込み客は「高いんじゃないか」と思っています。ですから施工実績では、施工費用を具体的に書いて、予算と合うかどうか見込み客が分かるようにするわけです。当然、途方もなく高い金額では受注に繋がらないので、妥当な金額に設定しましょう。注文住宅なら間取りや㎡数も記載します。
「こんな素敵な家がこんな金額で作れるんだ!」と相手に思ってもらえるよう、キャッチコピー・写真・価格設定に工夫し、しっかりと間取り・㎡数を記載すると良いでしょう。
アピールポイントを見込み客に伝えるために、ホームページデザインでは色をうまく使いましょう。相手に新鮮な印象を与えたいなら、オレンジや黄色などをデザインの基調に使うと効果的です。また、自社のブランドカラーを使うことで統一感を出すことも可能です。
さらに、白を基調としつつ、ところどころにオレンジや黄色、ピンクといった明るい色をアクセントに取り入れることでも、見込み客に対し洗練された印象を与えることができます。
高級感を醸し出したいときは、余白をうまく使いましょう。例えばヘッダー部分には会社のロゴ、グローバルメニューを設置し、その下には写真を大きく掲載します。写真は自社のコンセプトに合うラグジュアリーな写真を選びます。
写真の下には、写真の下にキャッチコピーと説明文だけにします。余計な装飾は極力省きシンプルな掲載にすることで、写真とキャッチコピーと説明文の存在感が際立って、高級な印象を与えることができます。
ホームページのデザインに工夫を凝らせば、見込み客の受注だけでなく採用にも繋がります。例えば検索で上位表示されるようになれば、求職者の目に留まりやすくなりますよね。求職者に見られる機会が増えれば、それだけ母集団を増やすことができるのです。
また、「こちらの建設会社にお願いしてみたいな」と見込み客が思えるデザインは、求職者には「働くイメージ」がつきやすくなります。求職者の応募を促したり、求職者の志望動機を形成しやすくしたりする効果があります。
建設会社にとっては、ホームページデザインのポイントを押さえ、事例を参考にホームページを制作することが肝になります。ただ、注意したいのは「やりたいことをホームページで実現する」のは大変だという意識です。ホームページで実現したいことは無数にあるはずです。しかし、実現したいことを全て叶えようとすると、お金も労力も大きくかかってしまうでしょう。
ですから、ホームページを自社で制作するなら更新しやすいサービスを使うことがポイントです。最近は工数をかけずにホームページを制作でき、更新も管理も容易なクラウドサービスがありますので、検討対象に入れて頂くことをおすすめします。
建設会社が受注を獲得するためにはホームページを活用することが重要です。記事ではホームページデザインのポイントとして、「検索で上位表示を目指す」「写真つきの施工実績を載せる」を挙げました。デザイン事例としては3点を紹介しています。
ホームページで上位表示を目指すには、更新しやすいことがポイントになります。「更新する気にならない」ようでは、ホームページの目的を果たせません。ホームページ制作・更新まで自社で完結できるクラウドサービスを検討に入れてみましょう。