SNS採用のメリット・デメリット 若年層の大半はSNSを使っています!
就職活動の主要な母集団となる年代の多くは、なんらかのSNSを利用していることがわかっています。企業が採用活動を推進するうえで、この土壌を生かさない手はありません。SNS採用を実施するうえで把握しておきたい、メリットとデメリットをまとめました。
目次
SNSの利用率は非常に高い
総務省情報通信政策研究所の調査によれば、SNSの利用率はTwitterが37.3%、Instagramが35.5%、Facebookが32.8%と、3人に1人はSNSを利用していることが明らかになっています。通信手段としても用いられるLINEは82.3%と、もはやインフラと呼べるほどの利用率となっています。
さらに、就職・転職の主要な母集団となる20代、30代に絞ると、20代の大半はなんらかのSNSを利用しており、30代でも半数近くはSNSを利用していることがわかります。
[20代]
LINE 98.1%
Twitter 76.1%
Instagram 63.2%
Facebook 47.4%
[30代]
LINE 93.4%
Twitter 41.6%
Instagram 44.0%
Facebook 49.8%
広く利用されているSNSをうまく活用すれば、他の求人媒体では成し得ない採用活動を展開することができます。
SNS採用のメリット
SNS採用とは、TwitterやFacebookなどのソーシャルネットワークサービスを利用した採用手法です。ソーシャルリクルーティングとも呼ばれます。SNS採用は他の求人媒体と比較して、独特のメリットを持っています。
コストを抑えられる
採用活動を進める際につきまとうのがコストの問題ですが、SNS採用ならばコストを抑えて推進することができます。SNSは基本的に無料でアカウントを作成できますので、準備段階でコストは発生しません。すぐにでも始められる手軽さも、SNS採用の魅力といえるでしょう。
拡散力を秘めている
求人媒体では、登録者しか求人広告を見れないことも少なくありません。その点でSNSは、先の調査が示すとおり属性を問わず多くの人が登録しており、閲覧だけなら誰でもできるものもあります。また、広く拡散される可能性を秘めており、いわゆる「バズる」状態にならなくとも、就活生のコミュニティのなかでシェアされるだけで母集団形成に大きく貢献します。
潜在層へのアプローチになる
SNSを用いた採用活動は、転職潜在層、あるいは今後就職活動を行う学生へのアプローチになります。
転職潜在層とは、転職をしたいという意志はあるものの、具体的な活動は行っていない人たちのことを指します。基本的に企業側からは見えにくい存在であることから、訴求するのが難しい存在です。しかし、SNSで投稿が拡散されれば、積極的に転職活動を行っていない層にも自社の情報を届けることができます。潜在層の段階で効果的なアプローチができれば、競合他社との採用競争で有利に働くでしょう。
ミスマッチの防止につながる
求人広告では、発信できる情報量に制限があります。限られたスペースだけでは、とくに職場の雰囲気などを充分に伝えきることができません。その点でSNSでは、日常の風景や自社の社風などを自由に伝えることができます。
また、採用担当者が候補者のSNSをチェックするという意味でも、ミスマッチの防止に繋がります。面接では表れない人間性をチェックすることで、より自社にマッチした人材を採用できるでしょう。
SNS採用のデメリット
コストもかからず、広く求職者にアピールできるSNS採用ですが、その特異性はデメリットにもなりえます。
日々のタスクが増える
SNSは更新頻度が大切です。SNS上では日々多くの情報が流れていますので、更新頻度が落ちればすぐに忘れ去られてしまいます。そのため、何気ないことでも更新を続けなければいけません。また、SNS上でレスポンスや問い合わせがあったときには、すぐに対応する必要があります。こうしたタスクは、これまでの採用活動では存在しなかった工程ですから、日々の業務の上乗せになります。
短期間では成果を出しにくい
SNS採用は思い立ったらすぐに実行できる手軽さがある一方、すぐには成果につながりません。アカウントを認知してもらうまでの時間が必要となり、フォロワーを獲得していくにつれて採用へつながる可能性が高まります。
コンテンツ制作の労力
SNSで拡散されるには、魅力的なコンテンツである必要があります。自社内で制作能力がないときはコンテンツ制作を外注し、求職者に対して有用な情報を届けることも必要となるでしょう。基本的にはコストのかからないSNS採用ですが、求職者への訴求を高めるにつれて費用が発生する場面が増えていきます。
ネットリテラシーへの気配り
SNSを運用するうえで気をつけなければいけないのが、炎上です。炎上とは、不祥事や失言などをきっかけに批判のコメントが集中し、収拾がつかない事態を指します。炎上によって、今後の採用活動だけでなく事業展開にも影響を及ぼすこともあります。
企業アカウントを運用する以上、自社の信用を損なわない言葉やコンテンツを発信しなければいけません。SNSの運用担当は若い従業員に任せたいと考えるかもしれませんが、自社のブランディングまで意識できる担当者を配置しましょう。
まとめ
採用活動に行き詰まりを感じている企業ほど、SNS採用によって今まで出会えなかった求職者と結びつく可能性があります。とくに若い世代の採用を拡充したいのであれば、積極的に取り組むことで母集団形成が円滑に進み、採用活動に広がりをもたせることができるでしょう。
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